ホットライン運用開始の決定を公表した後で意見の募集結果を発表するのは少し失礼では?

先日記事にした「「ホットライン運用ガイドライン案」等に対する意見の募集」ですがやっと結果が発表されました。
「ホットライン運用ガイドライン案」等に対する意見の募集結果について

(イ) 児童ポルノ公然陳列
 <頂いた御意見>
①  漫画、アニメ、ゲームといった創作物における画像はガイドラインの対象外とすべきである。
<準備会の考え方>
①  ガイドライン案でいう「児童ポルノ」の定義は、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律第2条で定義される児童ポルノと同じく、実在の児童の姿態を描写したものを指し、「実在しない児童」を描写したものについては対象となりません。

どうやらあの団体この団体等による「善意の妨害通報」によってガイドラインの望ましい運用が阻害される心配は一応なくなりました。


その他にも

3 その他の御意見 このほか、ガイドライン案とは直接の関係のない内容ですが、警察庁の設置した「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」に対し、

○  漫画・アニメ・ゲーム等の影響で児童に対する性犯罪が増加したという科学的根拠はない。
○  漫画・アニメ・ゲーム等における性表現を規制しても、性犯罪の減少にはつながらない。規制することで代償行為を奪われるため、かえって性犯罪が増加するのではないか。
○  漫画・アニメ・ゲーム等における性表現を規制することは、これらのコンテンツ産業の衰退につながる。
○  漫画・アニメ・ゲーム等の「絵」について児童ポルノ禁止法の規制対象に含めるのは反対である。
といった御意見が多く寄せられました。
 これらの御意見については、警察庁等の関連機関に連絡させていただきます。

等の意見が多数集まった様です。


この前の奈良の「子どもを犯罪の被害から守る条例」の時も
そうですが、社会の動きをただ静観しているのでなく、
疑問に思う流れ、理不尽な考察に関してはしっかり声を上げるべきです。